MLBの過去・現在の歴代有力選手の成績から、未来を予測してみます。まず、投手からですが、300勝している投手は、全部で24人います。しかし、現役選手の中で一番勝利数が多いティム・ハドソン選手でも、2015年終了時には222勝で、300勝は難しいでしょう。投手の役割の分業化により、300勝投手は誕生しなくなるかもしれません。次に打者ですが、まずは安打を見てみます。
こちらの方は3000本安打を打っている選手は29人おり、現役ではイチロー選手が2015年終了時であと44本と迫っているほかにも、達成可能な選手は数人います。
本塁打に関しては、50本塁打以上は27人おり、現役でも3人がそれを達成しています。しかし、一時期の50本塁打以上が複数名出ていたような時代は終わり、本塁打王でも40本台が普通となってきています。
これからのMLBでは、一時期と比べると、記録的な意味では過去と比べて低調にうつるかもしれません。いろいろな事情があり、それは仕方がないことかもしれません。しかし、スポーツは結局誰にも予想できないものですので、数年もしないうちに大記録が生まれる可能性も、もちろんあります。
過去のMLBワールドシリーズ歴代優勝チーム
過去のMLBの歴史の中でワールドシリーズを制覇している優勝チームのうち、最も回数が多いのはニューヨーク・ヤンキースの27回です。特に1949年から1953年は5連覇という偉業を達成し、黄金期を迎えました。
40回のリーグ優勝と共にこの数字は圧倒的で、日本のプロ野球界で言えば巨人と同様、他チームの追随を許していません。
ニューヨーク・ヤンキースに次いで多いのがセントルイス・カージナルスで、通算11回ワールドシリーズを制覇していますが、ニューヨーク・ヤンキースの27回には遠く及びません。
ワールドシリーズ歴代優勝チームのうち、10回を超えているのはこの2チームのみで、オークランド・アスレチックスの9回がこれに続きます。フィラデルフィア・アスレチックスを前身とするオークランド・アスレチックスは、1910年代から1930年にかけて5度ワールドシリーズを制したMLBの古豪で、以降暫く低迷したものの、ディック・ウィリアムズやレジー・ジャクソンなどを中心に1972年から3連覇を達成しています。
過去から現在までの歴代契約金TOP5
MLBの過去から現在までの歴代契約金TOP5、第5位はアルバート・プルホスの10年2億2,750万ドルです。プルホスはロサンゼルス・エンゼルスに所属する1塁手で、2001年にデビューして以来、10年連続で3割・30本100打点の成績を残しました。第4位はアレックス・ロドリゲスの10年2億5,200万ドル、第3位は同じくアレックス・ロドリゲスの2億7,500万ドルです。
Aロッドの愛称で親しまれる彼は年間50本塁打以上を3回、40本塁打以上を5回記録している強打者です。
第2位はミゲル・カブレラの10年2億9,200万ドルです。打率・長打力ともに優れている彼は、2012年にMLBで45年ぶりの3冠王に輝きました。第1位はジャンカルロ・スタントンの13年3億2,500億ドルです。
スタントンの最大の魅力はずば抜けた長打力で、ホームランの飛距離はMLBの中でも随一です。まだ26歳と若く、これからも成長が見込まれるMLBを代表するバッターです。
ブックメーカーのライセンス
MLB、韓国や日本のプロ野球を賭けの対象としているブックメーカーは多いですが、その運営会社の多くはヨーロッパの国々に存在しています。
特にイギリスには、大小合わせて数千の運営会社が存在します。中には、節税を目的として、グレートブリテン島や北アイルランドに本社を置かずに、ジブラルタルなどの海外領土に本社を置く業者も存在します。
ブックメーカー MLBはこちらです。
イギリスにブックメーカーの運営業者が多いのは、歴史的な背景が大きな理由になっているといわれています。イギリスでは1960年代に議会で成立した法律により、政府による認可を受けることでブックメーカーの運営ができるようになりましたが、法律制定前のギャンブルが違法とされていた時代には、最盛期で1万数千もの賭け屋が存在し、規制当局からの取り締まりをかいくぐりながら営業を続けていました。
政府からライセンスを与えられているブックメーカーの運営業者の中には、賭けそのものが違法となっていた時代から営業していた業者も少なくありません。
ブックメーカーライセンスのある会社ならば、安心して遊ぶことができます。信頼度の高いライセンスは、オランダ・キャラソーか、イギリス・マン島でしょう。
世界各国の野球ファンにブックメーカーが認知されれば、もっとMLBや日本の野球は盛り上がっていくでしょう!
時間短縮が進みつつあるMLB
かつてのMLBは現在よりもはるかにゆったりとしたペースで試合が進んでいました。1試合の平均時間は3時間を超えることが一般的で、試合中に観客が飲食を楽しみながらのんびり観戦するスタイルが浸透していました。
このようなスタイルは、ベースボールというスポーツの持つ「アメリカの国技」らしい趣を象徴するものでした。しかし、その一方で、試合の長さが新規ファンの獲得や若い世代へのアピールにおいて障害となる懸念が次第に浮上してきました。
特に、2000年代以降、ゲームやSNSなどの短時間で楽しめるエンターテインメントが台頭し、長時間を必要とする野球観戦の魅力が相対的に低下していきました。
観客の興味を維持するために、試合時間の短縮やスピードアップが必要だと考えられるようになったのです。
また、テレビ中継においても、長時間の放送は視聴率低下や広告収入への影響が顕著でした。このような背景から、MLB全体として試合のテンポを改善する取り組みが始まりました。
試合時間短縮の大きな転機となったのが、2023年シーズンから正式に導入された「ピッチクロック」です。この新ルールでは、投手が次の投球を行うまでの時間が20秒以内に制限されます(無走者時は15秒)。これにより、投手が間延びすることを防ぎ、試合のテンポが大幅に向上しました。
ピッチクロックの導入を皮切りに、MLBは今後さらに試合時間短縮に向けた改革を進めると予想されています。
例えば、イニング間の休憩時間の短縮や、投手交代時の準備時間の見直しが議論されており、試合全体の効率化が進む可能性があります。
また、新しいルールを若手選手がより早い段階で身につけるため、マイナーリーグでも同様の施策が展開されていることから、将来的には一貫したテンポの良い試合運営が標準化するでしょう。
一方で、時短が進むことで野球本来の持つ戦略性や伝統的な駆け引きが失われる懸念もあります。
例えば、投手がリズムを作るための間合いを削られることで、パフォーマンスが低下する可能性や、打者と投手の心理的な攻防が単純化される点が議論の対象です。
このため、MLBはスピードアップと野球の魅力を両立させるため、慎重なルール改正を進める必要があります。